自分が臨床獣医師に向いていないと思うとき

獣医

獣医歴2年目のわたし

動物と関わる仕事だからもちろん楽しくやりがいもある

でも、自分は向いていないなと「強く」思うことがある

この「強く」というのは、獣医師が命に係わる仕事だからだ

まだ働き始めのころ、ある手術をおこなっていた時

血管を切ってしまい大量出血をさせてしまった

まずい、このままだと死んでしまうかもしれない

そんなプレッシャーのなか出血を止めるため頑張っていたが

一向にあふれる血は止まらない

そんな時そばで見ていた先輩獣医師が手を貸し、その出血を止めてくれた

その後は先輩が最後まで手術をしてくれ、無事に終わった

決して怒ることはなく淡々と丁寧に教えてくれる先輩

逆にそれがつらかった。もっと怒って欲しいと思うぐらいだった。

ほんとに申し訳ない。ただそれだけを考えていた。

もしその先輩がいなかったらどうなっていたのか考えるだけでもぞっとする

医師や獣医師という仕事には「命」が関わっている

犬や猫、ウサギ、ハムスターなど、どの動物も命の重さに変わりはない

一つのミスが大きな失敗となる。もちろん取り返しはつかない。

こんな責任のある仕事に自分は就いてていいのだろうか、

他の仕事をしていたほうがいいのではないか

その時だけではなく、今もそう考えることがある。

飼い主さんからみたら、そんな風に考えている人が獣医師にいるなんて怖い

そう思うかもしれない。

でも、こう思ってるのは自分ひとりだけではない気がする。

人間誰しも楽がしたい。でもこの仕事は楽なんて決してできない。

失敗のできない仕事である。

もちろん努力して少しでも多くの命を救いたいと思っている。

でも、心の中にはつらい気持ちを抱えたままだ。

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